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ICT牧草生産実証事業に参画しています
サングリン太陽園では、昨年度から2年間にわたって北海道が推進するICT牧草生産実証事業に参画を続けています。この程、令和2年度の事業概要が北海道農政部のホームページ内で公開されました。
昨年度、当社が参画したのはオホーツク農業協同組合連合会が受託されたオホーツク地区での実証です。酪農地帯である遠紋地域においては戸数の減少と経営規模の大規模化がすすみ、草地更新への労力と経済的な負担の増大から草地更新実施率が低い状況が続いています。この課題に対し、衛星データによる植生診断を行うことで省力的に牧草地の現状を把握したうえで、その診断結果にもとづいて自動飛行のドローン等によるピンポイント草地更新を行うことができれば、省力的でコストも抑えつつ植生改善がはかれるのではないかと考えられていました。そこで、ピンポイント草地更新の作業の有効性や導入効果、課題を整理するための実証が行われることとなり、当社は近い将来に技術の確立が期待される自動飛行の産業用無人ヘリコプターの技術提供を担わせていただきました。
実証の結果、計画通り無人ヘリコプターの自動飛行によって除草剤と施肥、播種作業が実施でき、生産者にとってコスト低減に一定の効果が見込めることがわかりました。同時に、抽出された課題もいくつかございますので、詳細につきましては北海道農政部のホームページ内にてご確認ください。
サングリン太陽園は、この先の持続可能な農業とより高品質な生産にとって不可欠であると考えるスマート農業の現場実装に取り組んでいます。
● 事業の概要はこちら>>>北海道農政部「ICT牧草生産実証事業を実施しています」