北海道では労働力不足等の要因から牧草地の草地更新の実施が進まない現状を受け、ICT技術などを活用したピンポイント草地更新の有効性や課題を整理するためにICT活用牧草生産実証事業を推進しています。
サングリングループでは、この事業に昨年度から参画しており、本年は道央農業協同組合が実施主体となっている実証に、小型無人機の機体と操縦技術などの提供を担っております。

今回の実証はおおまかに次の流れでピンポイント草地更新を実施しています。
①高画質の画像撮影が可能なドローンで圃場を撮影
②画像解析を行い、圃場内の対象雑草を検出。結果に基づき散布グリットマップを作成
③開発中の自動飛行型無人ヘリコプターにより除草剤をピンポイント散布
④トラクターの自動操舵で耕起
⑤農業用無人走行車による播種と施肥

このなかで、サングリン太陽園は主に①と⑤に、グループ会社の北日本スカイテックでは主に③の場面に参画しています。この取組みについて農業関係者の方に広く知っていただこうと、9月2日（木）には江別市野幌の牧草圃場にて実演会が開催され、テレビ取材も入るなど大変多くの注目を集めました。

今回の実証では、このあと耕起と播種および施肥作業が行われます。
播種作業の際にはサングリン太陽園が取扱しているXAG社製の無人走行車「R150」を使用予定です。

サングリングループでは、積極的にスマート農業の実装へ向けた活動に取り組んでいます。