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北日本スカイテックがドローンを使用した橋梁点検のデモンストレーションに協力

サングリン太陽園のグループ会社・北日本スカイテック株式会社では、農業分野において長年培ってきた無人航空機の技術力や知見を活かし、新規事業としてドローンによる橋梁点検を実施しています。

2014年以降、橋梁およびトンネルは5年ごとに近接目視による定期点検が義務付けられており、2019年の点検要領改定後は、点検にドローン等の新技術が積極的に活用されるようになっています。

9月26日(火)、橋梁点検分野におけるドローン活用のさらなる推進を目的とした「ドローンを使用した橋梁点検技術の実演講習会」が当別町で開催され、北日本スカイテックでは橋梁点検のデモンストレーションを担当しました。

北日本スカイテックのオペレーターがデモンストレーションを行った「M300RTK-i」は、株式会社FLIGHTSが提供する点検支援技術で、コンクリート製の橋脚を対象に行う従来の点検方法(ロープやリフト車を使用した高所作業などによる近接目視)と同程度の精度を、DJI製ドローン(Matrice 300 RTK)を使用して実現します。点検の流れは、①現地踏査 ②飛行計画 ③現場作業 (飛行撮影・精度管理) ④画像合成 ⑤損傷図作成 ⑥点検調書作成の6ステップ。通常北日本スカイテックでは③~④の業務を担当しており、今回は③を実演しました。

ドローンを活用した橋梁点検では、ドローンが非GPS環境下において橋脚との撮影距離を保ち、橋脚に対して撮影角度を正対に維持した状態で自動飛行・自動撮影を行います。撮影後はその場で「精度管理アプリ」を使用して画像を確認し、撮影条件が近接目視と同等の精度かを速やかに判定します。ドローンを活用するため、目視内の飛行に限りますが橋上・陸上から近づけない場所の点検も可能であることや、画像の精度管理が現場で行えることが「M300RTK-i」の大きな特徴です。現場での作業を終えると、内業で画像合成を行います。「高精度AIひび割れ検出」によって自動で0.1mmのコンクリート面のひび割れを検出することで、損傷図や点検調書の作成を支援します。

サングリングループでは、今後もドローンをはじめとする無人航空機の新たな活用方法について模索してまいります。新技術の実証実験にも積極的に取り組んでおりますので、共同での実証活動に取り組んでいただける企業・自治体の皆さまは、ぜひ問い合わせください。

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