食料の安定供給のための、栽培作物の生産性向上や省力化、コストダウンなどに大きな役割を果たしているのが農薬です。近年では、無人ヘリコプターやマルチローターの普及、そしてリモートセンシングを活用した防除最適化などが進み、農薬の活用方法は非常に多様化しています。
サングリン太陽園には、創業より100年以上にわたる農薬の販売実績があります。その確かな経験と技術力をもとに、お客様にとって最適な防除提案を行います。
ハウス資材・被覆資材・暗渠パイプ・畜産資材など、当社が取り扱いしている農業用資材は非常に多岐に渡ります。数ある商品群の中から生産者のニーズに合うものをご提案するのはもとより、農地の規模拡大に伴う営農作業の効率化を見据えた新商品の開発や新たな商品規格の考案などにもメーカーやお客様と一体となって取り組んでいます。
また、近年問題となっているプラスチック資材の環境負荷軽減の観点から、生分解マルチ及び生物由来の素材からできた生産資材の普及に努めています。
1989年、当社は北海道で初めて産業用無人ヘリコプターを導入しました。以来、機体販売や請負防除、グループ会社・北日本スカイテックによる操縦者(オペレーター)の養成と有資格者による機体整備を行ってきました。
無人機の分野においては、マルチローターや水田を走る無人ボートなど新規分野へも積極的に参入しています。培ってきた知見をもとに、生産者のさまざまなニーズに応える最適な機種のご提案から操縦技術や安全運行のための知識の習得、機体の整備や保険などといったアフターフォローまで対応しています。
肥料は作物栽培の根幹を担っています。ご満足いただける栽培提案をするべく、2018年には土壌分析室を設置し、作物の特性や土壌の状態に合わせた独自の施肥設計を作成しています。また、作物や商品ごとに独自試験を行い、適切な使用施肥量と使用タイミングを提案しています。
取扱商品は、品質に定評のある多木化学やOATアグリオの肥料のほか、現場のニーズに応え、バイオスティミュラント製品やプライベートブランド商品の開発にも力を入れています。
自社圃場にて栽培試験を行っており、有望品種を選定した上で、道内各産地のニーズに沿った品種をご提案しています。栽培技術を蓄積するために作物と向き合い、社員一人ひとりの技術向上を実現させ、生産者の皆様をサポートできるよう日々奮闘しています。取り扱い品目は主に、南瓜、とうもろこし、タマネギ、人参、大根、牧草種子、その他緑肥作物など多岐にわたります。
効率的で生産性の高い、持続可能な北海道農業実現のための、多様なサポートを提供。
最先端のテクノロジーも活用し、生産現場を力強く支えます。
規模拡大がすすむ北海道農業において、農業従事者の減少や高齢化は深刻な課題です。当社が北海道内各地で展開している無人航空機を使用した請負防除では、専門知識と技術を習得し、作業経験も豊富なオペレーターが圃場まで駆けつけ、高品質な防除を行います。無人航空機による防除作業は生産者の省力化のみならず、適期に防除作業を行うことによる作物の品質向上にも貢献致します。当社における請負防除面積は年々増加し、水稲・畑作・果樹の薬剤散布、播種など使用される分野も広がっています。
「毎年いつもどおり」「なんとなく」で施肥を続けると、知らない間に肥料成分が欠乏したり、過剰になったりといった問題が起こりえます。当社では、土壌分析を行い、分析結果に基づいた適切な施肥設計を提案します。
分析方法や分析基準は北海道の規定に準じているので、北海道のお客様に合った結果をご提示できます。お客様のご要望や状況に合わせた肥料・土壌改良材・緑肥等の提案を総合的に行います。
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北海道の生産者支援の一環として、農作物の量販店への供給を行っています。生産者が手塩にかけて育てた自慢の野菜を皆様にお届けすることで、地場野菜の消費拡大への貢献を目指しています。
インターネット販売も行っています。JA夕張市の公式ショッピングサイト「JA夕張市ネットショップ」のサイト運営を行い、北海道のブランドメロンである夕張メロンなどを全国にお届け。生産者の販路拡大に貢献しています。
ハウス栽培・トンネル栽培などさまざまな用途において、生産者からのオーダーに合わせた原反の裁断、溶着加工を自社工場にて行っています。
各メーカーの農ビ(農業用塩化ビニールフィルム)や農PO(農業用ポリオレフィン系特殊フィルム)を豊富に取り揃え、専門の知識を持った社員が生産現場に適した商品をご提案。そして、熟練の技術を持った工場スタッフが高品質なフィルム加工を行います。ビニールハウスのことは、施工から張り替え、部材の紹介まで幅広く対応する当社へご相談ください。
私たちは他分野・他業種と連携しながら、さまざまな研究・開発活動を展開。
これらの実用化や、現場へのスピーディーな普及にも務めています。
北海道内の試験圃場で、有望品種の選定試験や、農薬や肥料の効果試験などを行っております。自社圃場で行う独自試験の結果をもとに、より確かな情報を生産者の皆様に提供いたします。
栽培管理や調査は、さまざまなメーカーや有識者による指導のもと行っています。将来的には、展示会や品種検討会などの開催も視野に入れて活動しています。
収量や品質を確保しながら、少ない人数での広大な田畑を維持を可能とするための、さらなる作業の効率化・省力化の実現に向けた取り組みとして、センシング技術の実証を行っています。
現在は衛星画像や撮影用マルチローターで撮影した田畑の画像をもとに、雑草の分布診断、欠株箇所の判別、収量予測などを行えるように分析の精度を高めています。将来的には、AI技術も活用して薬剤や肥料が必要な場所にだけピンポイントで散布できるような展開も考え、技術実証を進めています。
栽培技術の高度化、経営分析と収益性の確保に向けた取り組みとして、センサーを活用した実証を行っています。
センサーで集積した環境計測データをもとに、土壌や植物の観察を行い、生育予測、病害虫発生予測を行えるところを目指した取り組みです。将来的には計測データを活用した、誰でも作物が栽培できる栽培ガイド作成などの実証にも取り組んでいきたいと考えています。
市町村や行政と連携した研究活動の取り組みとして、経済産業省の補助事業である農商工等連携事業を活用し、苫前町農協、有限会社無限樹とともに小型無人航空機と地理情報システムを活用した農業サービスの研究開発を進めています。
そのほかにも、ビニールハウス内の栽培管理の「見える化」による栽培技術の平準化や栽培体系の見直し、ハウス台帳管理のシステム化といった研究を地域の生産者と連携の上、取り組んでいます。
農薬の正しい使い方や技術革新が進むスマート農業の動向についてなど、農業関係者向けのセミナーを開催し、これまで約2,000名にご参加いただいています。座学だけでなく、ドローンのデモフライトなど、実機を使用したデモンストレーションにも対応しています。セミナープログラムは、ご参加の皆様の希望に合わせてカスタマイズが可能です。まずはご相談ください。 セミナー申し込みフォームはこちら