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種子
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緑肥・飼料

ダッシュ

カネコ種苗

8月にエンバクを播種できなかった場合の代替として、9月上旬~中旬の緑肥利用におすすめです。
おとり植物としてアブラナ科根こぶ病の密度低減効果があります。
●エンバクよりも低温伸長性に優れるので、低温期もオススメです。
※北海道内では耐寒性が劣るので年内すき込みの利用のみとなります。また、後作にコムギを利用している場合は同品種の利用は避けてください。

播種時期 播種量 すき込み目安 施肥量
4月下旬~6月下旬
8月上旬~9月上旬
8~10kg/10a 播種後40~50日(出穂始め頃) 無施肥(肥沃の低い土壌 N.P.K各4~5kg/10a)

 


 

【生産者の声】 旭川市・S様
栽培作物:小松菜(ハウス栽培)

 

あぶらな科根こぶ病の対策は地域の課題です。抵抗性品種の作付けや農薬の使い分け等を行ってきましたが、おとり作物の使用は栽培回転数を下げてしまうため実施していませんでした。

 

2023年、栽培打ち切り予定のハウスでダッシュを試作してみました。8月4日播種・栽培期間30日・腐熟期間21日。気温が高めの秋だったので、急遽もう1回転このハウスでこまつなを栽培してみました。若干根こぶ症状は見られたものの、収穫前に萎れる程にはならず、発病は減少した印象でした。また昨年同時期よりも生え揃いが良く、品質も良く仕上がったと感じられました。

 

 

ダッシュを作付けすることによる栽培回転数の減少と、根こぶ病による収穫ロスを比較しながら、年間の栽培体系に取り入れることで産地として安定した収量の維持ができるようになれば価値の高いものではないかと感じました。来季は、このハウスの効果がどの程度持続するのか経過を観察したいです。

 


 

【栽培事例】

いずれの画像も北見エリア(訓子府)での栽培事例で、1㎡分収穫して乾燥させた写真です。ダッシュは一般エンバクよりも低温伸長性に優れるため、寒高冷地での年内すき込みでも多くの乾物量が得られ、緑肥利用に最適です。

 

 

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